熱学事業部

本社は、周南コンビナート地域に位置しており、徳山駅からも徒歩7分、フェリー乗り場から徒歩3分という利便性に富んだ立地です。熱学事業部は、各種工事・作業、メンテナンスなど、熟練の作業員に加え、人材サービス事業、教育事業との連携により、技術者、作業者の確保、育成を強みとし、お客様のニーズにきめ細かく対応致しております。

熱処理・非破壊検査

熱処理:溶接に伴う予熱、後熱処理工事、電気抵抗加熱、誘導加熱による各種熱処理
非破壊検査:目視検査、UT,MT,PTなど各種NDTを用いた検査他

その他工事

各種定修工事、清掃工事、各種軽作業

熱学事業部 求人情報

責任者の平富です。一緒に出張する仲間を募集中!

熱学事業部では、全国の発電所などに出張して主に焼鈍非破壊検査の仕事をしています。

山口県下関市の寮を拠点に全国津々浦々の発電所に数日から数ヶ月出張してチームで仕事をしています。焼鈍や非破壊検査の仕事は、大変奥深い技術職です。しかし、準備や段取りなど、初心者にできる仕事もたくさんあるので、少しずつ経験を積みながらスキルアップすることができるため、初心者の方も大歓迎です。以下に焼鈍、非破壊検査について簡単にご紹介します。
一緒に日本全国を飛び回わってみませんか?

焼鈍工事って何?

焼鈍(応力除去)とは、プラント管工事において、管(金属)を溶接する際に起きる溶接部
の強度を高める工程です。

溶接部(金属)は、熱により膨張、収縮し接合します。つまり、強い力で引っ張られたり押されたりした状態で固まっていきます。しかし、その状態のままでは、機械の運転時等に掛かる様々な力に耐えられないことがあるため、もう一度溶接部をゆっくり温め、冷やすことにより、力(応力)を解除し、強度を運転に耐える状態にすることなのです。

実際の工事では製品を電気炉に入れ、もしくはプラントの溶接現地に赴き溶接箇所にヒーターを取り付け各種規格やお客様のご要望を聞きながら協議により昇温、温度保持、冷却を行うこととなります。経験や勘が求められる職人技と言える仕事です。

非破壊検査

非破壊検査とは、その名の通り、対象物を破壊せず傷や劣化状態を検査することです。

非破壊検査は、素材の加工工程、完成時製品検査、設備の建設時検査など様々な場面で適用され、信頼性の確保や寿命を長くすることに役立っています。また保守検査の一環として設備などの長期にわたる有効活用を可能とします。非破壊検査は、対象物、目的が多岐に亘り、様々な場面で活用されています。

その中でも、特に、先述の溶接時の非破壊検査について以下、ご説明します。

溶接では熱の収縮による割れやゴミの混入、不十分な溶接による剥離など色々な要因により強度が想定より低くなる場合があります。そこで、次のような非破壊検査を行います。

  • 超音波や放射線などを通過、伝播させ反射や透過を測定し、内部の状態を調べます。
  • 磁気を通過させたり浸透液と呼ばれる液体を表面に塗布しキズに浸透させることにより目で見にくい微細なキズを検出します。

また、設備、部品等の交換、補修の時期を見極め、安全を確保するために、経年劣化による腐食などの測定を行います。一定間隔で超音波による厚み測定や目視で腐食の深さの測定を記録し、厚みの残存を確認します。

その他、構造物には製造時や定期的な検査があり、非破壊検査が規格に規定されている場合が少なくありません。

非破壊検査はその検査方法毎に多くの資格があります。各資格は、経験工事の実績を問われるため、教科書を勉強するだけでは受験資格すら得られません。実際に仕事をしながら必要な資格に挑戦していくことで、無理なく生きた資格取得ができる実践的な分野です。