自己PRは就活や面接において重要な要素です。この記事では、自己PRの効果的な書き方と実例を紹介し、あなたが自身を最大限にアピールできる方法を提供します。

後藤 賢悟
22年8月にぷらねっとに入社。主に求職者や職業訓練生の就職カウンセリングを実施している。
訓練校では多くの受講生から履歴書の志望動機や自己PRの書き方の相談を受けている。
自己PRの基本的な書き方
結論から始める
自己PRは結論から始めることで、簡潔に要点を伝えることができます。まず最初に自分の強みを明確に述べましょう。例えば、’私はコミュニケーション能力に長けており、チームをまとめながら目標達成に導くことに自信があります’のように、具体的な強みを簡潔に表現することが重要です。
エピソードを具体的に述べる
具体的なエピソードを挙げることで、信憑性が増します。例えば、単に’コミュニケーション能力が高い’と主張するのではなく、実際にどのような場面でどのようにコミュニケーション能力を発揮したのかを具体的に説明しましょう。例えば、学生時代にチームでプロジェクトを進める際に、メンバー間の意見をまとめ、プロジェクトを成功に導いた経験などを具体的に説明することで、面接官はあなたの能力をより深く理解することができます。
結果と学んだことを示す
エピソードの結果や、その経験から学んだことを述べることで、自己成長をアピールしましょう。単に経験を語るだけでなく、その経験から何を学び、どのように成長につなげているのかを説明することで、あなたの成長意欲や将来性を感じ取ることができます。例えば、プロジェクトの成功だけでなく、その経験を通してリーダーシップや問題解決能力を向上させたことなどを具体的に示すことで、面接官はあなたの成長の可能性を感じることができます。
企業が求める自己PR
企業が知りたいこと
企業はあなたの過去の経験やスキルを通じて、入社後の活躍をイメージしたいと考えています。企業が求める人物像を理解し、それに合わせた自己PRを書きましょう。企業の理念やビジョン、求める人物像などを事前にしっかりと理解することで、あなたの強みが企業の求める人物像とどのように合致するのかを明確に示すことができます。
応募企業の分析
応募する企業の求める人物像や企業文化を分析し、それに即したPRをすることが重要です。企業のホームページや採用情報などを参考に、企業理念やビジョン、求める人物像などを理解しましょう。例えば、チームワークを重視する企業であれば、チームで協力して目標達成に貢献した経験などをアピールすることが効果的です。
自己PR例文の紹介
コミュニケーション能力のPR例
私は、学生時代に所属していたサークルで、広報担当としてイベント企画や運営を行いました。メンバーとの意見交換や情報共有を密に行い、全員が納得できるイベントを実現することができました。その経験を通して、相手の立場に立って考え、分かりやすく伝えることの重要性を学びました。貴社では、お客様とのコミュニケーションを通して、お客様のニーズを的確に理解し、最適なサービスを提供したいと考えています。
この例文では、具体的な経験と、そこから得られた学びを明確に示しています。また、企業への貢献意欲も示すことで、面接官にあなたのコミュニケーション能力と企業への熱意を伝えることができます。
リーダーシップのPR例
私は、学生時代に所属していた団体で、リーダーとしてチームをまとめ、目標達成に導いた経験があります。メンバーそれぞれの長所を活かし、チーム全体のモチベーションを高めることで、困難な課題を克服し、目標を達成することができました。その経験を通して、リーダーシップとは、メンバーを信頼し、それぞれの能力を最大限に引き出すことだと学びました。貴社では、チームをまとめ、組織全体の目標達成に貢献したいと考えています。
この例文では、リーダーとしてチームをまとめ、目標達成に導いた具体的な経験と、そこから得られた学びを明確に示しています。また、企業への貢献意欲も示すことで、面接官にあなたのリーダーシップと企業への熱意を伝えることができます。
協調性のPR例
私は、学生時代に所属していたプロジェクトチームで、メンバーと協力して、困難な課題を克服した経験があります。メンバーそれぞれが異なる専門知識を持ち、意見が食い違うこともありましたが、お互いに尊重し合い、議論を重ねることで、最適な解決策を見つけることができました。その経験を通して、チームで協力することの大切さを学びました。貴社では、チームメンバーと協力し、会社全体の目標達成に貢献したいと考えています。
この例文では、チームで協力して課題を克服した具体的な経験と、そこから得られた学びを明確に示しています。また、企業への貢献意欲も示すことで、面接官にあなたの協調性と企業への熱意を伝えることができます。
自己PRを書く際の注意点
自分を偽らない
自己PRで嘘をついたり誇張したりすると、面接でボロが出てしまいます。自分の実際の経験に基づいて話しましょう。嘘や誇張は、面接官に不信感を与え、採用に不利に働く可能性があります。自分の経験を正直に、そして具体的に説明することで、面接官はあなたの誠実さを感じ取ることができます。
読みやすさに気をつける
文章が長くなりすぎず、簡潔でわかりやすい表現を心がけることが重要です。面接官は多くの応募者の自己PRを読むため、簡潔で分かりやすい文章でなければ、最後まで読んでもらえません。要点を絞り、簡潔で分かりやすい文章で自己PRを作成しましょう。
ポジティブな言葉を使う
ポジティブな表現を使って自身の強みや経験をアピールしましょう。ネガティブな表現は、面接官に悪い印象を与えてしまう可能性があります。自分の強みや経験をポジティブな言葉で表現することで、面接官はあなたの自信や前向きな姿勢を感じ取ることができます。
まとめ
自己PRは就職活動において非常に重要な要素です。具体的かつポジティブに伝えることで、採用担当者に好印象を与えることができます。自分自身をしっかりと分析し、効果的な自己PRを作成しましょう。自己PRは、あなたの個性や能力、そして企業への貢献意欲を伝えるための重要なツールです。しっかりと準備をして、自信を持って面接に臨みましょう。

自己PRの作成は、人によって何が強みになるか変わってきます。この記事で解決できない場合は、ぜひ一度ぷらねっとにご相談ください。あなたの強みをどのように表現するのか、一緒に考えるお手伝いをいたします。